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Author:キタガワユウコ。
元畜産業界誌編集記者。今は畜産関連のライターをしながら、農場のお手伝いをしています。基本的には養豚や豚肉に関する話がメイン。
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2012.04
06 |
Category : 雑感
ごく個人的な考察を書いておくと、安全性についての問題というのは非常に少ないのではないかと認識しています。
ピンクスライム肉とは、普通精肉として使われない(いわゆる餌用などになる)端材をアンモニア化合物で防腐処理したもの。 肉は塊よりもスライス、スライスよりもひき肉と、空気に触れる面積が多くなるほど劣化が早いもの。そのため、防腐処理剤としてアンモニア化合物が使用されています。 精肉として使われないといっても、家畜やペットに与えることができる肉であれば基本問題はないはずです。 ユッケ食中毒の時のようにすでに傷んでいる場合は論外ですが…。 ちなみに、アンモニア化合物は日本でもアメリカでも食品添加剤として使用が認められています。 一部のカラメル色素にも使われていますし、ハムやソーセージでボツリヌス菌(食中毒菌)への抗菌性および発色のために使われている亜硝酸ナトリウムも、アンモニア化合物になります。 これらを否定する向きは日本でもありますが、大切なのは“何のために”“どれくらい”使っているのか、です。 アメリカで、たくさんの会社が安全性に問題があるとして、ピンクスライム肉の使用を止める動きを起こしています。 何が問題なのかはわかりかねますが、基本的な理由は名前と見た目の気持ち悪さ(不健康そうに見える)でしょう。製品としての本質ではないと思います。 日本は比較的食品添加剤に過敏な国民ですが、さて、ほかの国でも同じようになるかどうか? |
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2010.12
07 |
Category : ライターのお仕事
このたび、「読んだことのない本を読みたいんだ」というセレクトブックサイトで、「漢字考」というコラムを月に一度連載させて頂くことになりました。
畜産専門のライターが、なぜ読書サイトでコラム? と思われるかもしれませんが、この話をするには数年前にさかのぼらなければなりません。 私は昔から本を読むことが大好きで、学生時代、簡単な読書感想文を書くサイトを作りました。読書感想文のほか、日記とコラムが一本あるだけのごくごくこぢんまりとした身内しか見ないサイトで、更新するのも月に数回くらい。人に見られているということもさほど意識せず、自分の書きたいときに自由に書いて更新する、という作業を続けていました。 このサイトのコンテンツの1つが「漢字考」というコラムでした。 月に一度程度、漢字辞典からランダムに漢字を1つ選び、その字から連想することを好き勝手に書く、というものだったのですが、あるときサイトに来られていた方からメールを頂きました。「『夜』というテーマで漢字考を書いてくれませんか?」それは生まれて初めて頂いたリクエストでした。そのときは少し興奮しつつ、夜が暗く、恐れの対象であった昔と、煌々とした明かりが付くようになった今を対比した文章を書いたと記憶しています。 サイトは働き出してからもしばらく続けていましたが、少しずつ更新が滞るようになり、数年前に閉鎖しました。サイトの素材も全部捨ててしまったため、当時どういう文章を書いていたか、手元にはまったくデータも残さず、徐々に自分でやっていたことも思い出さないようになっていました。 それが、つい最近ツイッターで、ばったりとその「夜」のリクエストを下さった方と再会したのです。既知の方ではなかったので、サイトを閉じてからそのまま連絡も取れない状態になっていたのですが、ツイッターを辿っているうちに私を見かけ、「もしや」と思いお声をかけてくださったとのこと。 その後のやり取りの中で、私が「また漢字考をやりたい」と書いたことに目を留めて下さったことから、今回この連載をさせて頂くことに繋がりました。 ツイッターにせよ、ブログにせよ、ホームページにせよ、ネットにはさまざまな“誰へともなく発信される言葉”がありますが、これを二度も同じ方に見つけて頂けるというのは、本当に奇跡的なことだと感じます。これも何かのご縁。そう思って、打診頂いたときに、考えるよりも早く「書かせてください!」とお返事をしたのでした。 お好きな漢字がありましたら、ぜひリクエストをください。これまで仕事では堅苦しい説明的な文章ばっかり書いてきたので、コラム向きの文章には少し自信がありませんが、勉強をさせていただくつもりで連載を続けたいと思っています。 このサイト、新刊紹介が毎日更新されていて、その他の方のコラムも充実。個人の方がされているサイトとしてはとても多彩で、私も一読者として読むのをとても楽しみにしています。私のコラムは毎月10日に掲載されます。ぜひ一度サイトに足を運んでみてください。 サイト:「読んだことのない本を読みたいんだ」 URL:http://www.yomitainda.com/ |
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2010.11
04 |
Category : 雑感
会社を辞めてから半年。好きな時に好きなところへ行き、好きな人に会うという贅沢な毎日を過ごしています。
現在の肩書きは「ライター」。フリーライターと名乗っていますが、仕事はすべて畜産関連の取材や記事執筆です。先日口蹄疫に関する記事を書かせていただいた折、肩書きを特記しなかったところ「畜産ライター」という新しい名義をつけて頂きました。正直、畜産を冠するもおこがましいほどの職歴しか持ち合わせませんが、自分の仕事を的確に表す表現だなと思い、次からはそう名乗ってみようかと思っています。 ■ あまりにも少ない「畜産」の情報 現在の執筆する記事は、畜産関連の生産者向けの専門誌に載せて頂くのが主です。これは業界の“中”に向けた仕事。もちろん、生産者に有益な情報を提供していくことは大変重要な仕事ですが、すでに業界には優秀な先輩記者がたくさんおられ、十分な情報が飛び交っています。 一方で、とても少ないなと感じるのは、業界の“外”に向けた情報発信です。 消費者やレストランといった、ユーザーに対して畜産の置かれている状況を説明する機会はあまりにも少ないのが現状です。しかし、説明ができる人も多くないというのが現実。今は生産者自らがスポークスマンになるしかありません。 ただ、すべての人がスポークスマンたる能力を持つとは限りません。話下手であったり、当事者であるがゆえに受け手を置き去りにしたまま熱を上げて語ってしまうなど、勿体ない部分が多分にあります。それゆえに損をすることも多く、畜産に関わった人間としてはそれをもどかしく思ってきました。 ■ 分からない言葉で語っても、意味がない 転機は、あるレストランのオーナーシェフとの出会い。食材への探求心の強いそのシェフから「生産者から豚肉生産に対するこだわりを聞いたが分からないことが多い。解説してくれないか?」と言われたのが一番最初でした。 何が分からないのか聞いてみると、「生産者から品種、飼料、飼い方などを熱く語られたが、どれくらいすごいことなのかが分からない」と困惑気に言うのです。 それまで豚肉を売るときには、それが常套句と思っていた私にとって、その言葉はまさに青天の霹靂でした。どれだけ立派なことをしていても、それを聞き手に分かる言葉で説明できなければまったく意味をなさない。しかも、語っている本人はそれに気付いていない。これはあまりにも恐ろしいことでした。 畜産生産者向けの雑誌編集者という立場から、何とか畜産について知ってほしいとそれからは勉強の日々でした。生産者がどうして飼料や品種にこだわるのか、健康に育てることがなぜおいしい肉づくりにつながるのか、そしてそれがいかに難しいことであるか。拙いながらも説明していくうち、そういう話を聞きたいという人が、少しずつですが増えてきたのです。そのとき、生産に関わる情報は、潜在的にユーザーから求められているのだということを、改めて自覚することになりました。 ■ 「あなたが知りたいこと」が生産者の助けになる 私たちのように畜産に関連する仕事についている人間は、少なからず知識があるために、やはり生産者と同じく「“何が分からないのか”が分からない」という状態になりがちです。ですから、私たちが自主的に発信することにも、“分かりづらさ”というリスクが伴います。 それを打開するのは、感じた疑問を直接「なぜ?」と言って頂けることです。私たちはそれを積み重ねてはじめて、「ユーザーが知りたいこと」という情報を手に入れることができます。そこでようやく共通の言葉で語り合えるようになると思うのです。 少しでも畜産に対する理解を深めて頂けるよう、ライターとしては遅ればせながら、不定期でブログを書くことにしました。 ぜひあなたの疑問を教えてください。誤解を解かなくてはいけないこともあるでしょう。単純に興味から「なぜ?」と思うことも、気軽に教えて頂ければ幸いです。その「なぜ?」が畜産のためになると、私は思います。 |
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2010.11
04 |
Category : 雑感
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